さなよくあさまさのブログ

なにやら雑に色々書いてます。

Xのアイコン、画面にひびが入ったかと思ってびっくりしちゃうよね

私はTwitterとかXとかいうSNSをよく見る。

なので今日はそれを眺めてふわっと考えたりした役体もないことを書いていく。

X、そこは短文と画像とで構成された情報の氾濫、あるいは人間の思考の断片の断片の断片

情報量が制限されることで呟きは次々と流れては消えていきそれはまるで聴覚情報のような視覚情報、話されたものと書かれたものの中間のような働きを見せているのか。全く新しいものであるSNSというメディアは、ラジオやテレビのように新しい認知や思考を生み出したと思われるが比較的幼い頃からそれに接してきた私にはそれが具体的どういうものなのか考えることは難しい。私は文字を持たない生活が想像つかないようにSNSがない生活が想像つかないのだ。現実に生きている人間でも年嵩の者はSNSなんてない生活をしていたし、今でもそうである人はいるというのに!

そんな感じでメディア論とか面白そうだなと思っている今日である。

 

先述したように私はX(Twitter)を見ることが習慣付いてしまっているのだが、そこで見るものといえば漫画や映画、ソシャゲの情報やらニュースやら短編小説や漫画、現実での友人の呟き、と言った感じである。あまり自分では呟かない。無限いいねマシーンである。いまではポストというらしいツイートというやつは個人の妄想が出ているものがあったりして面白い。私がフォローしているアカウントに、ほぼ毎日シャーロック・ホームズジョン・ワトソンについての妄想、解釈をつぶやく素晴らしい人がいる。今日も「ワトソンはかせ4歳」と物語をつぶやき、FGOのホームズとワトソンに関する妄想を元気にツイートしていて面白い。私はシャーロックホームズは偶に読み返すくらいに好きなのだが、こういうホームズの妄想を語るアカウントのおかげでまた読み返したくなっていると思う。

小説にしろ漫画にしろなんであれ作品は完結するもので完成するものであるが語り継がれることでコンテンツの補充がなされる。未だにホームズを題材にした作品があるのは100年前に完結したホームズの物語について感想、妄想、解釈を語り、継いでいこうとしたオタクたちのおかげなのではないだろうか。現代のSNSは発信がお手軽な分、なにかを語り継ぐことに優れているのかもしれない。

今日、Xを見てみるとDLsiteの過激な表現の言い換えに関するつぶやきがちらほらみえて、ひよこババアとかどうぶつなかよしプレイとかいう言葉が並び、何故か『1984年』を思い出してしまった。劇中で登場するニュースピークは言語を削っていくことで人の思考を削るためのものだった。言葉というのはただの記号なのであらゆる意味を内包できてしまう。

言葉の変容は現実によく起こる。「サカナ」と聞けば水中を泳ぐ「魚」を真っ先に思い浮かべるだろう。しかし「魚」はもともと「うお」であり本当は「肴」酒宴で出される食べ物を指す言葉だった。しかし、昔よく魚をあてに酒を飲んだので「魚」の読みは「サカナ」というのが定着したのだという。

未来、もしDLaiteの言い換え言葉が定着してしまいエロとこれらの言葉が結びついてしまったら、動物園とかにあるどうぶつふれあいコーナーとエロを繋げる人間が出たり、幼稚園とかでひよこ組などの名前がが「不適切な名称」として無くなったりしないだろうか、なんて妄想していると同じようなことを考えてる人のつぶやきがたくさんあって笑った。

SNSを見ていると色々な情報が流動的に流れてくるので面白い。思考も情報と一緒に流れ流れてしまうが、それはそれでアイデアのキッカケが生まれて楽しい。

今日、Xで流れてきたつぶやきで弓を使いすぎたために指が変形した青銅器時代の女戦士の遺体が発見されたというニュースのリンクとともに、日本の鎮西八郎、ウェールズの長弓兵そうだったらしい、というものがあった。それを見た途端思ったのだ。

中世やナーロッパを舞台にした探偵ものがあったら「軍の長弓兵の方が一体どんなご依頼でしょうか。...なぜ分かったか、ですか?そうですね。左手を前に出してみて。ほら、指が変形しているでしょう?これは日常的に弓を扱う人の特徴です。しかし、狩人ではない。狩人は森の中を歩くため独特の静かな歩き方をします。あなたはさきほど靴で音を立てて一定のリズムで歩いていた。兵士が行進するときの癖です。そしてあなたはくたびれてはいますが小綺麗な仕立てのいいシャツを着ておられる。生活に余裕があるんですね。退役していたのなら年金はあれどかなり収入は減る。服にかける金は真っ先に削るでしょう。その髪と着こなしを見る限りあなたはお洒落に気を使う人間ではないようだから。つまり、あなたが国王陛下のもとで軍役に励む長弓兵であることは明確です」みたいなセリフが作れるなと。

こういう一場面だけ一セリフを書くの楽し