さなよくあさまさのブログ

なにやら雑に色々書いてます。

Netflix『プルートゥ』観たよ

アニメ『プルートゥ』を観ました。

漫画の原作者は『20世紀少年』や『マスターキートン』で有名な浦沢直樹、原案は手塚治虫鉄腕アトム』から「地上最強のロボット」

手塚治虫の描いたストーリーを踏襲しながらも独自の解釈や設定を盛り込んで面白い長編になっていて浦沢直樹の代表作品のひとつでsる。そのアニメが発表されたのが去年のこと。漫画は読んだことがあったので気になっていたのだがNetflixに入会する予定がなかったので、出来る限り記憶から抹消していた。

しかし、先日の夜Netflixのオススメに燦然と現れたのである。

サムネというのかパッケージというのか、ひとまず目に入った画像が「PLUTO」の文字の横に頬に機械部分が剥き出しになったアトムの横顔がならぶ超絶かっこいいもので、ついつい見始めてしまった。夜の11時ごろのことである。そこから一気に観てしまった。途中何回も涙を流し、各話ごとに感動してしまった。原作漫画でも原案漫画でもかなり感動する話で読むと心が締め付けられるが、映像と音楽があるとさらに泣きやすくなってしまうのかもしれない。

あらすじを述べると次の通り

未来、一定の知能を持ったロボットに人権が認められるようになった世界。ロボット軍団を作り独裁体制を敷いたペルシアと世界各国の連合軍で起こった第39次中央アジア戦争から4年が経とうとしていた。スイスで高性能なロボットの一つとされるモンブランが何者かにバラバラにされて殺される事件が発生。その遺体の頭部にはまるで角のように木の枝が突き立てられていた。同時期にドイツでロボット人権活動家ランケが何者かに殺害される。その頭部には鉄パイプが角のように突き立てられていた...。二つの事件には関連性があると考えた高性能ロボット刑事ゲジヒトが捜査を開始する!

 

 

ネタバレありで感想書きたい。長くなり書くのが面倒になりそうなので1番感動した部分だけ述べていきたい。
第一話後半に登場するノース2号の話が何回観ても泣いてしまう。母に捨てられたトラウマを持つ盲目の音楽家ダンカンと執事としてやってきた戦争のトラウマに苦しめられるロボットノース2号が心通わせていく、という話だ。この話で重要なのがダンカンの思い出の歌だ。ダンカンが悪夢に魘されている時に口ずさんでいる歌で彼にとっては触れたくないトラウマの記憶だったのだが、ノース2号が勝手にダンカンの故地へ行き歌を収集してくる。そこで昔、民謡の名手が子供に歌って聴かせていたという話を聞く。それがダンカンの母親、子供は幼い頃のダンカンだった。故郷の歌を歌ってみせるノース2号の歌声に、母親に愛されていた記憶を思い出したダンカンは涙を流すのだ。戦場に行きたくないノース2号はこれをきっかけにノース2号はダンカンと心通わせていく。

なんかあらすじめいてきた。ひとまず言えることは音楽、歌が重要な章なのだ。それがアニメ化するとなるとどんな感じの曲が流れるのか。とっても良かった!故郷の歌は「あー↑あー↓あー→」って歌っていて東欧の古い民謡なんかでありそうな感じ。ダンカンの弾く曲も物悲しい雰囲気が出ていているのだが、最初一人で弾いている時と、ノース2号と仲良くなってから弾くのでかなり印象が変わる。なんでか分からないが弾き方が違うのか物語に引っ張られているのか。いい曲だった。

特にノース2号が何者かと戦い破壊されながらもダンカンの故郷の歌を歌う場面が感動してしまう。やばい。語彙力死んじゃう。

なんか言語化が難しいので今後の宿題にします。とりあえず『プルートゥ』はめちゃくちゃ良い作品でした。何回も泣きました。みんな観ることができるなら観たほうがいい。漫画でもいいけど、アニメはまた違った感動があった。いい曲だった....

私は昨日の夜見始めて一気見したので少々寝不足だけれど後悔はない。一つの作品にトラウマやシンギュラリティなどの問題を取り込んでいて非常に良いSFでもあった。反陽子爆弾の数式ができる場面は圧巻。

 

昨日のブログで「陰陽師」を観ている途中と言いましたが、第4話で登場した賀茂保憲が解釈違いで解釈違いな登場人物3人目だったので観るのをやめてしまいました。狭量な私を許してほしい。けど賀茂保憲が馬鹿でかい黒猫に乗らす、安倍晴明を軽視するような言動をするのは見てられぬ。蘆屋道満は「昔は80の老人だった」って紹介されているけどやっぱり白髪褐色の女性の姿であらまあってなっちゃった。

ああああああああああああああああああ!

これを言うとあれだけど安倍晴明も解釈違い。世渡りが下手そう。隙が多い感じが。

ああああああああああああああああああ!

 

今日は寝ます