さなよくあさまさのブログ

なにやら雑に色々書いてます。

社会不適合

小学生のころ、読書感想文が嫌いだった。

読書が終わったときの気分の良さを書いても全く評価されないが、日常のあれこれや自身の体験を絡めて書くと評価されるからだ。評価基準に誤りがあると思われる。今も思っている。もちろん私の文章が拙いということもあっただろうがそれでも小学校3年生のころの担任教師は許さない。なにが「もっと自分の体験したこととか書こうね~」だ。許さん。

こういうことを会話の切り口にする人間は非常にネガティブであるから関わらない方がいい。感情は他人に伝播するものであるから、負の感情を持った人が目の前にいると自分も負の感情を持ってしまう。それが流せる精神状態ならいいかもしれないが、人間の精神は時とともに変化するのだから常に万全というわけではない。だからといって仕事や付き合いでそういう人と会う機会が残念なことに現代では多くある。結局、その対処は個々人の処世術であろう。

残念なことに私はネガティブ発言をする方である。だからといってネガティブ発言を受け止めることもできない。実際、他人の不幸で不幸になり、他人の幸福で不幸になるタイプのいやな人間が私だから社会に適応していないのだ。油断するとすぐにこういうことを書いてしまう。夜は布団の中でひとり反省会を行い睡眠時間を削ってしまっている。よろしくないがこの感じで20何年生きているので直すのは難しい。常識とは20歳までに身に着けた偏見である、とは誰の言葉だったか。私のネガティブは私の常識として染み付いているのかもしれない。

今日は帰り道でブックオフにより上橋菜穂子『鹿の王』上下巻を買った。最近の作品だと思って買ったが驚くべきことに2015年発表された作品だった。そういえば映画化していた。見ていないが面白いのだろうな。私は小中で『獣の奏者』や『守り人』シリーズにハマっていて上橋菜穂子作品が好きだったが『鹿の王』はまだ読んでいなかったので楽しみである。なにか疫病に関する物語だと聞き及んでいるがどういう話になるのだろうか。今日は読んでから眠ることにする。