カラオケに行きたしと思えど
その道程はあまりに長し
せめてはスマホで歌流し
気ままに風呂場で歌い出さん
そんな気持ちである。萩原朔太郎ごめんなさい。大詩人の詩を雑にパクってしまった。しかし、それほどにカラオケに行きたい。大声を出したい。できれば1人で行きたいが、近所のカラオケ店がヒトカラを規制するかのように1人で行くと2人分の値段が取られてしまうようになったので足が進まない。カラオケ店も商売なのだから部屋を1人に奪われるより、多くに人に使ってもらった方がいいのは分かる。分かるが、それでも、ヒトカラが気楽にできた頃を知る身としては値段倍額は少し反発心を持ってしまう。エゴだ。よくない。だが。
であれば人を誘えという話だが、誘えるならこのようにウジウジとしていないのだ。カラオケに行きたい。
行く。考えたならばそく実行するべきだろう。悩んでいるうちに歳をとってしまいそうだ。少し遠出して安い店を探す旅に出ても良い。萩原朔太郎「旅上」ではフランスへ行きたい欲を電車に乗った小旅行で発散していたが、私はそこそこの欲がささやかなので妥協してしまえば後悔する。私はカラオケに行くぞ!行かなければならない!あとソフトクリームとか食べたい!
俺のカラオケ道は始まったばかりだ!
続く