いつのまにか10月が終わりを迎えようとしている。つまりはハロウィンの日だ。この時期の私はというと自律神経がぐちゃぐちゃで苦痛と無気力に襲われているのだが、世の中は仮装イベントとして大盛り上がりである。
ハロウィンが元々は厄除けの意味を持った行事であることは大体の人が知っているだろう。アイルランドのサマウィン祭が元であり、悪霊が活発化する夜に化け物の仮装をするというものらしい。それがアメリカのアイルランド系移民から広がったとか。日本では祭事があるの日を「ハレ」の日として日常の「ケガレ」を払う日だという考えがあるが、その理屈でいうと現代日本でイベントとして浸透したのは、「ケガレ」を払う必要が多くなった現代人にとって10月という行事のない時期に丁度いいイベントがあったためかもしれない。
今日は寒いにか暑いのか分からず、非常に頭痛がひどい日だった。こんな日に限って頭痛薬を切らしていた。家族で薬箱を共有するのは本当によろしくない。頭痛持ちが2人いる家庭では特に。これも悪霊のせいかもしれない。魔術的な思考である。責任転嫁ともいう。
今日は短いが終わる。
人間は痛みに耐えて生きる他がないが、その痛みを和らげる努力を欠かしてはならないのだ。
