夜眠る前あるいは朝起きた直後に妄想を膨らませていると、その妄想が夢に現れることがある。それは文章であることもあればテレビのような映像が流れることもあるが、夢であるからか断片的で支離滅裂であることが多い。たまに見てしまうこういう夢は、アイデアを形にするという1番面倒な部分を省略してしまうような感覚があってなかなか楽しい。
今朝はこんな夢を見た。
スパイダーマン6でである。なぜそうなったのか分からないが、ちょっと前に『スパイダーマンノーウェイホーム』を見返したせいだろう。
まず、トム・ホランドが演じるスパイダーマンが主演だった。スパイダーマン活動に疲れ切ったトムホスパイダーマンはドクターストレンジに頼み2週間くらいヒーロー活動をしなくていい場所に行きたいと言って、「スパイダーマンのいない世界」へ行くことになる。
2週間後、ケネディ空港で会うことを約束し休暇に入るのだが、この世界のニューヨークは全然治安が悪く、しかもヒーローがいないので警察が大忙し。逃げる泥棒の見過ごすことができず、結局スパイダーマンになって犯人を捕まえてしまう。するとこんな声が聞こえる。
「スパイダーマンが帰ってきた!」
この世界のスパイダーマンは何年も前に引退していたのだ。トムホスパイダーマンを復帰したスパイダーマンだと勘違いした老いたヴィランたちは喜び勇んでトムホスパイダーマンを狙う!
そしてこの世界もヴィランたちはスパイダーマンの心が折れるくらい残虐非道なのであった。
電線の中から不意打ちしてくるエレクトロ
町中にサイの形をした自爆ロボットを仕込んで犯罪ゲームを始めるライノ
人間に爆弾を飲ませて人間爆弾にするグリーンゴブリン
分身を大量生産して寄生しまくるヴェノムの突然変異
どんなヴィランとも戦ってきたトムホもなんか残虐さの方向がDC寄りのヴィランたちに困惑。
そこにこの世界のスパイダーマンが助けに入り、どうにか事件を解決していく。主に変形ロボットと名探偵の直感と化したスパイダーセンスで。そして、この世界のスパイダーマンの正体は、ヒカキンだった!日本からやってきた彼がスパイダーマンに目覚め東映版みたいなスパイダーマンとして活動していたのだ!
トムホスパイダーマンが帰る日。トムホは「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉を言い、帰っていく。その言葉を胸にヒカキンはスパイダーマンとして活動することを決意する...。ドクターストレンジはトムホスパイダーマンに殴られた。
妙な映画を観たなと思ったところで目が覚めた。なぜヒカキン?動画見たことないのに。こうなるととりあえずMCUスパイダーマンを見返そうと思う。