さなよくあさまさのブログ

なにやら雑に色々書いてます。

新大陸発見の影響の一端 

私は常々思っていることがある。ジャガイモは美味すぎる。多くの人はポテトチップスが好きであると思うし、ファストスード店のポテトは油、塩、デンプンを効率的に吸収し人間の肥満の一助になっていることは間違いがない。私はマックでポテナゲという商品が出たときそれを強く感じた。バーガー店なのにポテトとナゲットだけの商品を押し出すのはそれだけポテトの魔力が強いことの証明ではなかろうか。

ジャガイモは15世紀以前までアンデス山脈の深くの村々で主食の一部として育てられていたと聞いたことがある。また、ジャガイモと言っても現代のメークインなどのようにアンデスの人々も品種改良を繰り返し、様々な種類のジャガイモを作ったようだ。その中でも、ひときわ美しい花や葉を持った観賞用のものがヨーロッパに伝わったそうだ。これが本当なら現代のジャガイモは観賞用のものから発展したということになるので500年前のアンデス産のジャガイモの味が気になる。もしかすると全く違う味かもしれないし、逆にほとんど近い味かもしれない。ジャガイモの収斂進化とかあったら面白い。収斂進化はこんな時使う言葉ではなかった気もするが。

最近私はジャガイモを食べたい欲求に駆られ、そしてスーパーでセールが行われたいたこともあって、ジャガイモを買った。産地は忘れたが多分北海道か東北地方か。広大な大地と雪に思いを馳せながら買ったのである。ただ、この時期のジャガイモは冬を超えてはいないだろうと思うが、印象は大事だ。人は印象から味を想起する、のかもしれない。私がここでセール中とはいえ、明らかに値段の安いポテトチップスを買わなかったのは、最近になって歯茎がポテトチップスに負けたからである。歯槽膿漏とかではない。口内炎である。歯茎に口内炎ができると硬い破片が口内を蹂躙するポテトチップスは、殺人兵器と化すのだ。

そこで私が思いついたのがフライドポテトの自作であった。ネットでレシピを見て、これなら作れると思ったのだ。ちなみに私が作れる料理はカレーだけである。お菓子は簡素なクッキーだけだ。

ひとまず言えることは油の使い方を調べてから作るべきだったと言うことだけだ。

2回目は成功したので終わりよければ全て良し

このようにジャガイモの魅力に取り憑かれた者がジャガイモ一個を無駄にしたのはジャガイモが存在するからであり、すなわち新大陸発見の影響であるとも言えるだろう。

しかして世界中のジャガイモを揚げ損なった人々よ、コロンブスを、ヴェスプッチを恨みたもうな。ジャガイモは美味なのだから...