さなよくあさまさのブログ

なにやら雑に色々書いてます。

弱音

わたしが強烈な頭痛に襲われてから今日で1週間が経った。未だに頭痛が止むことはない。いつもであれば、頭痛薬を飲んで眠れば起きた頃には体が動く程度にはなっているのだけど、今回はどうにもならない。

というのも先週の金曜日、痛みに耐えかねて多めに頭痛薬を飲んでしまったばかりに胃腸を壊してしまったのだ。朝からひどく痛んだのでまず適量のんで眠り、目を覚ますとまだ痛いのでまた飲んで眠り、目を覚ますとまだ痛いので....と繰り返すうちに20錠ほど飲んでしまっていた。これが午前中のこと。痛みがなくなったが身体が重く動かなくなってしまった。

問題は次の日、土曜日で、朝からひどい吐き気に襲われ、わたしは便器に顔を突き合わせることとなり、午後になる頃には空っぽになった胃から出てきた胃酸によって喉鼻が焼かれる事態にまで陥った。わたしは夕方になるまで家で吐き気と頭痛に苦しんでいたのだが、水を飲んでも吐き気に襲われるので、これは脱水で倒れると思い動けるうちに病院へ行くことにした。ひとまず家の近くのショッピングセンターにある内科に行ったのだが「詳しいことは検査できないので吐き気止めしか処方できない」と言われ、大きな病院への紹介状を渡された。この内科で貰ったエチケット袋はプラスチックの容器に被さっていてとても持ちやすく、家でビニール袋に吐いた時より便利だった。この内科は最近何度かお世話になっていたのだが、こういう細やかな心遣いが精神的に弱りきっていると妙に感動してしまう。

そうして、近所の救急外来へ歩くことになったのだがその道のりはひどく長く感じた。というか道中何度か座りこんで吐き気と闘っていたので本来徒歩10分のところを30分かけて歩いていたので本当に長かった。

病院に着くと待合室の席は半分ほどが埋まっていて発熱した子供とその付き添い、フラフラのお爺さんとたぶんその家族、おそらく夫婦であろう中年の男女がいた。

わたしはどうにか受付を済ませて座るとまた強烈な吐き気に襲われエチケット袋に顔を埋めながら、ゲホゲホビチャリという音を出して苦しんでいた。口だけでなく鼻からも吐瀉物がこぼれきっと見るも無惨な姿だったろう。すると隣に座っていた中年女性がティッシュを渡してくれた。そして「大丈夫?」「しっかりして」と声をかけて励まして下さった。わたしはなんだか胸がいっぱいになって涙ながらに「ありがとうございます」と言うとその方は「大変そうだったから...きっともうすぐ呼ばれるから頑張って」と言って会計を終えた夫と去っていった。都会も捨てたものではないかもしれない。

診察を受けると、血液検査と点滴、吐き気止めを挿れることになった。担当してくれた医師は若い女性で、点滴を打つときに「血管が見つからないですね...」とか「腕に見つからなかったら手に刺すんですけど、痛いんですよね〜」とか「たぶんここにあると思います...」とか怖いことを言いながら針を刺してきたのだが、一発で成功させていた。点滴に薬も入れて下さっていたのだけど、そうするとすっかり吐き気も治り検査結果が出るまで待合室でなることになった。吐き気がおさまってみると喉が痛みが気になる。世の中には嘔吐フェチなるものがあるらしいが、その業の深さを嘔吐によって苦しむことで改めて実感した。

益体もないことを考えていると1時間が経ち、点滴を終える時間になっていた。検査結果も頭痛薬の中毒以外には異常がないので薬を処方して帰って良し、と言うことで薬を貰って帰宅したのである。帰宅する時は徒歩で10分かからなかった。

日曜日、朝から胃を保護する薬と吐き気止めを飲んでいた。未だ食欲はなかったのでお茶漬けを軽く食べるにとどまったが、ほぼ1日ぶりの食事であったので喜ばしい。ところが、午後になるころには異常が表れていた。喉が枯れているのである。そして発汗と寒気。関節痛。これだけ聞くと風邪のようだが、これらは全て処方してもらった薬の副作用である。確かに説明に「喉の痛み、眠気、関節痛」と書いてあったがインフルエンザのとき並みの酷さとは思わなかった。声がガサガサで大声を出そうとすると地獄のような声が出てしまう。終わりだ。

ところがその日はバイトの出勤日だ。すでに木曜日、金曜日と2日も休んでおり今月の冬支度とスチームウィンターセールによって財布事情も厳しい。行かねばと思ってしまった。いま思うと冷静な判断力を失っていた気がする。

職場のおばさま方から心配されながらも、どうにか日曜日の仕事は無事に終えた。なんかイケボ配信者みたいな感じで声を出せばちょっとは声が出たので、日曜日のわたしはかなり痛い人間みたいになっていたがそれでどうにか品出しとレジの仕事を終えることができた。

月曜日、私の症状は悪化していた。副作用と分かっていても未だ胃の調子が悪かったので薬を飲んだのだが、身体が動かないし眠いし喉の痛みは酷くなるばかり。死にそう。しかし、アラームで目覚めると仕事の開始10分前だったのでどうにか起きてちょっと遅刻してへ行った。正常な判断がついてなかったのである。仕事ではどうにか動いていたが1時間、2時間と働いているとフラフラになっており、上司に呼ばれて帰ることになった。職場の同僚方には「ポカリ飲んでちゃんと休んでよ!」とか「何かあったら職場に連絡しな!あたしが看病行くよ!」と暖かい言葉をいただいてどうにか帰路に着いた。

そうして浅く眠って起きてを繰り返し気づけば今日、水曜日である。火曜日をスキップしてしまった。まだ喉もお腹も頭も痛みが、ひとまず意識がはっきりしているので日記も兼ねて書いておく。元気がないけれど今から病院に行こうと思う。副作用の影響が怖い。ほんとは月曜に行けよと言う話だが、こんな酷くなるとは思わなかった。今まで薬の副作用が出ることなんとほとんどなかったのでびっくりしてしまった。ほんと辛い。身体的にもそうだし、金銭的にも。どうして貯金がこんな少ないのか。辛い。

 

追記

 

病院行ったら副作用じゃなくて風邪だったみたい。胃酸で焼けた喉に菌が悪さしてるとか。ほぼ治りかけだから安静にしててってさ

ひとりで大騒ぎしてバカみたい

咳してもひとり