さなよくあさまさのブログ

なにやら雑に色々書いてます。

著しい堕落

最近の悩みは生活習慣の乱れとそれに伴う睡眠障害である。3、4時間しか眠れない。しかも眠いのに眠れない。異常である。以前、引っ越したばかりの頃は爆睡の民であったけれど、現在では不眠の民である。

夜、目を瞑り眠ろうとするとこれが難しい。羊を数え始めても何千匹と数えることになる。浅い眠りが続き、気がつくと覚醒して、眠ろうとするとまた何千匹である。

安眠のため羊を数える以外のこともしてみようと思いたった。『草枕』だと画工は眠れない夜には壁にかけてある掛け軸を眺めながら日本画がどうとか芸術とは何かとかうだうだ述べているといつのまにか眠っていたので、私もそれに倣って壁にかかっているものを見ながら何か考えようと。ところが私の部屋の壁は殺風景な真っ白で掛け軸がない。壁のシミもない。仕方がないので本棚を眺めた。引っ越しの際にかなり数を減らした本たち。本棚二つが本棚一個分くらいになった。『ニューロマンサー』『ソラリス』『ラヴクラフト全集5』『ヘッセ詩集』『キノの旅Ⅺ』『ゴブリンスレイヤー16』『夏目友人帳30』

そこではふと読んだ本をちゃんと戻さずにいたことに気付いた。本棚から取り寝る前に読んだら本棚の空きスペースにそのまま置いているのである。気付いたからには戻さなくてはならない。電気をつけ、本棚を整理し、ついでに軽く埃を落として.........読み返したくなる。

そうすると1時間がすぎている。

夏目友人帳は名作である。個人的に箱崎邸の話がお気に入りである。私は故人の想いに触れる話は大好きだ。相手は死んでいるからどうしようもないのに心動かされる人間の話が大好きだ。単行本18巻にある話なので是非読んでほしい。

とまあ、今日も眠れそうにないので久々に書いている。近頃日中が眠すぎて何を成すにも能力が足りない。つい先日バスに乗ろうとしたら乗るバスを間違えて反対方向へ行ってしまった。南に向かうつもりが北に行ってしまった。

 

今日はこれを書き終わったらどうにか眠り直す。小説の知識だが、眠れなくても横になるだけでもいくらかは休めるのだそうだ。